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フランスビストロの定番
フランス料理カルチャーガイド

フランスビストロの定番料理|パリの街角食堂で愛される一皿とは

「ビストロ」はパリの街角にある、気取らない大衆食堂のこと。高級レストランのようなコース料理ではなく、赤ワイン片手に気軽に味わえる家庭的な一皿が主役です。オニオンスープからステーキ・オー・ポワーヴルまで、ビストロを象徴する定番メニューを紹介します。

「ビストロ(bistrot)」の語源には諸説ありますが、19世紀パリの労働者階級が仕事帰りに立ち寄った、気取らない大衆食堂がルーツとされています。白いテーブルクロスと丁寧なサービスの高級レストラン(グランメゾン)とは対照的に、黒板に手書きされたメニューと、ボリュームのある家庭料理が特徴です。

ビストロ料理の多くは、安価な部位の肉や余った食材を無駄なく使い切る知恵から生まれました。コック・オー・ヴァン(鶏の赤ワイン煮込み)は硬くなりがちな鶏肉を長時間煮込んで柔らかくする工夫ですし、オニオンスープは余った硬いパンをグラタン仕立てで活用する一皿です。

今日ではビストロ料理はフランスを代表する食文化として世界中で親しまれていますが、根底にあるのは「シンプルな食材を丁寧な仕事でごちそうに変える」という、庶民の知恵と誇りです。

4つのパスタ

1
フレンチオニオンスープ(玉ねぎのグラタンスープ)

フレンチオニオンスープ(玉ねぎのグラタンスープ)

じっくり炒めた玉ねぎの甘みが決め手のスープ。チーズをのせてグラタン仕立てにするのがビストロ流。余ったパンを活用する知恵から生まれた一皿。

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2
クロック・ムッシュ

クロック・ムッシュ

ハムとチーズを挟んだホットサンドにベシャメルソースをかけて焼き上げる、ビストロの軽食の代表格。カフェのランチメニューの定番でもある。

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3
サラダ・ニソワーズ

サラダ・ニソワーズ

南仏ニース発祥の、ツナ・アンチョビ・オリーブ・卵を使ったボリュームサラダ。ビストロメニューの中では珍しい、さっぱり系の一皿。

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4
コック・オー・ヴァン(鶏の赤ワイン煮込み)

コック・オー・ヴァン(鶏の赤ワイン煮込み)

硬くなりがちな鶏肉を赤ワインでじっくり煮込んで柔らかく仕上げる、家庭料理の知恵が詰まった一皿。ブルゴーニュ地方の郷土料理がルーツ。

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5
ムール・マリニエール(船乗り風ムール貝の白ワイン蒸し)

ムール・マリニエール(船乗り風ムール貝の白ワイン蒸し)

白ワインとシャロットでさっと蒸し上げるだけのシンプルな漁師料理。フリット(フライドポテト)を添えた「ムール・フリット」はビストロの看板メニュー。

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6
ブランケット・ド・ヴォー(仔牛肉の白いクリーム煮込み)

ブランケット・ド・ヴォー(仔牛肉の白いクリーム煮込み)

肉に焼き色をつけずに白ワインで煮込む「白い煮込み」。卵黄とクリームでとろみをつける繊細な仕上げが特徴の、家庭料理の代表格。

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7
ステーキ・オー・ポワーヴル(フレンチペッパーステーキ)

ステーキ・オー・ポワーヴル(フレンチペッパーステーキ)

黒胡椒を纏わせたステーキをコニャックのソースで仕上げる、ビストロの看板メニュー。フリットを添えた「ステーキ・フリット」の呼び方でも親しまれる。

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違いのポイント

  • ビストロ料理の多くは、硬い肉や余った食材を無駄なく美味しく仕上げる「家庭の知恵」がルーツになっています。
  • 煮込み料理(コック・オー・ヴァン、ブランケット・ド・ヴォー)は時間をかけて安価な部位を柔らかく仕上げる調理法が共通しています。
  • フリット(フライドポテト)を添えるのがビストロ流。ムール・フリット、ステーク・フリットなど「〇〇・フリット」という呼び方が定番です。

よくある質問

このガイドで紹介したレシピ

フレンチオニオンスープ(玉ねぎのグラタンスープ)
フランス料理

フレンチオニオンスープ(玉ねぎのグラタンスープ)

じっくりキャラメライズした玉ねぎと濃厚なビーフブロスで作るフランスの定番スープ。とろけたグリュイエールチーズをのせたバゲットを浮かべて熱々でいただく、冬の食卓を温める一杯。飴色になるまで炒めた玉ねぎの甘みが全ての美味しさの源。

110·初級
クロック・ムッシュ
フランス料理

クロック・ムッシュ

パリのカフェで100年以上愛されるフランスのホットサンド。ハムとグリュイエールチーズを挟み、ベシャメルソースをたっぷりかけてオーブンで焼き上げる。外はカリッと、中はとろりと濃厚。卵を乗せれば「クロック・マダム」に早変わり。

25·初級
サラダ・ニソワーズ
フランス料理

サラダ・ニソワーズ

ニース生まれのプロヴァンス風サラダ。ツナ・ゆで卵・ジャガイモ・インゲン・オリーブ・アンチョビが彩り豊かに並ぶ一皿は、見た目も華やかで食べ応えも十分。前菜にも主菜にもなる、南フランスを代表するサラダ。

35·初級
コック・オー・ヴァン(鶏の赤ワイン煮込み)
フランス料理

コック・オー・ヴァン(鶏の赤ワイン煮込み)

フランス農家の定番家庭料理。鶏もも肉をベーコン、マッシュルーム、パールオニオンと共に赤ワインでじっくり煮込む一品。ブフ・ブルギニョンより手軽に作れ、週末のディナーに最適です。

120·中級
ムール・マリニエール(船乗り風ムール貝の白ワイン蒸し)
フランス料理

ムール・マリニエール(船乗り風ムール貝の白ワイン蒸し)

「船乗り風」を意味する名の通り、フランス北部の海辺で愛される漁師料理。ムール貝を白ワインとシャロット、ハーブでさっと蒸し上げるだけの簡単さながら、旨味の効いたスープが絶品です。フリット(フライドポテト)を添えた「ムール・フリット」も定番。

30·初級
ブランケット・ド・ヴォー(仔牛肉の白いクリーム煮込み)
フランス料理

ブランケット・ド・ヴォー(仔牛肉の白いクリーム煮込み)

19世紀パリで生まれた「白い煮込み」。肉を焼き色をつけずに白ワインと香味野菜でじっくり煮込み、卵黄とクリームでとろみをつけた優しい味わいのソースに仕上げます。フランスの家庭料理を代表する一皿です。

150·中級
ステーキ・オー・ポワーヴル(黒胡椒とコニャックのフレンチペッパーステーキ)
フランス料理

ステーキ・オー・ポワーヴル(黒胡椒とコニャックのフレンチペッパーステーキ)

粗く砕いた黒胡椒を纏わせたステーキを焼き上げ、コニャックと生クリームのソースで仕上げるフランスビストロの定番。フリット(フライドポテト)を添えた「ステーク・フリット」としてカフェの看板メニューにもなっています。

25·中級