料理カルチャーガイド
一皿一皿の背景には、その土地の歴史や文化があります。 レシピ同士のつながりを知れば、世界の料理がもっと奥深く楽しめます。
ローマの四大パスタとは
ローマ料理を語るうえで欠かせない「クワトロ・ロマーネ(quattro romane)」と呼ばれる4つのパスタ。材料はどれもシンプルながら、少しずつ食材を足しながら派生してきた兄弟のような関係にあります。それぞれの違いと成り立ちを知れば、ローマ料理がぐっと身近になります。
中華系アメリカ料理入門
将軍鶏(ジェネラル・ツォズ・チキン)やモンゴリアンビーフは、実は中国本土の伝統料理ではありません。19世紀以降にアメリカへ渡った中国系移民が、現地の味覚に合わせて生み出した「中華系アメリカ料理」というジャンルの看板メニューです。その成り立ちと定番料理を紹介します。
点心(ヤムチャ)入門
「ヤムチャ(飲茶)」はお茶を飲みながら小皿の点心をつまむ、広東発祥の食文化です。蒸し器から出したての小籠包や海老蒸し餃子、香ばしい焼き餃子まで、一口サイズの料理がワゴンで次々と運ばれてくる——その多彩な点心の世界を紹介します。
フランスビストロの定番
「ビストロ」はパリの街角にある、気取らない大衆食堂のこと。高級レストランのようなコース料理ではなく、赤ワイン片手に気軽に味わえる家庭的な一皿が主役です。オニオンスープからステーキ・オー・ポワーヴルまで、ビストロを象徴する定番メニューを紹介します。
ナポリ・カンパーニア料理入門
ピザ発祥の地として知られるナポリを中心とするカンパーニア州は、新鮮な魚介とレモン、トマトを活かしたシンプルな料理が魅力です。ローマの内陸的な料理とは対照的な、地中海の恵みを生かした沿岸料理の世界を紹介します。
イタリアの定番デザート
イタリア語で「甘いもの」を意味する「ドルチェ(dolce)」。ティラミスやパンナコッタは日本でもすっかりお馴染みですが、地方ごとに個性豊かなデザートが息づいています。冷やし固めるもの、揚げるもの、重ねるもの——イタリア各地のドルチェを紹介します。
トスカーナ料理入門
ワインと丘陵地帯で知られるトスカーナ州。実はその食文化は「クチーナ・ポーヴェラ(貧しさの料理)」と呼ばれる、質素な食材を無駄なく使い切る哲学に根ざしています。内臓料理から狩猟肉のラグーまで、フィレンツェを中心とするトスカーナの家庭料理を紹介します。
ジェノヴァ・リグーリア料理入門
イタリア北西部、地中海に面したリグーリア州。狭い海岸沿いの段々畑で育つバジルとオリーブオイルを生かした料理が特徴です。世界的に有名なジェノヴェーゼソース(ペスト)発祥の地を訪ねます。
シチリア料理入門
地中海の中心に浮かぶシチリア島は、ギリシャ・アラブ・ノルマンなど様々な文化が行き交った歴史を持ち、その影響が料理にも色濃く残っています。ナスやリコッタ、揚げ物を巧みに使った、本土のイタリア料理とは一味違う濃厚な味わいの世界を紹介します。