キケ・ダコスタ
Quique Dacosta
プロフィール
スペイン・エストレマドゥーラ州生まれ、バレンシア州デニアで育つ。地中海を望む「Quique Dacosta Restaurante」のオーナーシェフとして、2012年にミシュラン3つ星を獲得。料理の修業経験を持たず、完全独学でトップシェフへと上り詰めた異色の経歴を持つ。地元バレンシアの海産物・柑橘類・米を前衛的な技法で表現し、パエリア文化の聖地から世界に向けて新たなスペイン料理の形を発信し続けている。ロンドンに「Arros QD」も展開。
料理哲学
「地中海の記憶を料理に刻む」。マグロの刺身を球体化した料理や、霧状にした香りを皿に纏わせるなど、スペイン料理のアイデンティティをモダンな技法で再解釈する。食材はすべてデニア周辺の地中海産にこだわり、テロワールを料理に昇華させることを使命とする。
掲載レシピ

アーモンドの花(エビのタルタルとアーモンドアイス)
Almond Blossom — Quique Dacosta
キケ・ダコスタが生み出した前衛的な一皿。アーモンドと生クリームで作ったアイスクリームを花の形に成形し、中心にフレッシュなエビのタルタルを詰める。冷たいアーモンドアイスと温かなエビ、デニア産の地中海の風味が一体となった、視覚と味覚への二重の驚き。

ピルカのボックス(宝石箱のデザート)
Piluka's Box — Quique Dacosta
キケ・ダコスタのシグネチャーデザート。ジャスミンとサンダルウッドのソルベ、苔を模したメレンゲ、銀コーティングのユズマシュマロ、スミレのグラニータ、バラのムース、食用花を宝石箱の中に重ねた多層デザート。音楽が流れる宝石箱を開けると現れる、視覚・香り・音による完全な体験。

ピーマンの詰めご飯(キケ・ダコスタ)
Arroz con Pimientos (Pebreres Farcides)
バレンシア地方の伝統料理「ペブレラス・ファルシーダス(詰めピーマン)」を、地中海料理界の異才キケ・ダコスタが再解釈した一皿。ローストしたパプリコと骨付き豚肉のブロードでじっくり炊いた米に、パプリカのフォームと燻製オイルを重ね、伝統と前衛技法が融合する。

アロス・ア・バンダ ソカラット(キケ・ダコスタ)
Arroz a Banda Socarrat
魚介の旨みを凝縮したブロードで炊き上げ、鍋底をこんがりと焦がして「ソカラット」の香ばしさを引き出すバレンシアの伝統米料理。三ツ星シェフ、キケ・ダコスタが自身の公式YouTubeチャンネルで披露した、家庭でも作りやすいレシピを再現する。