
ランプレドット(イタリアのもつ煮込み)
フィレンツェの下町で400年以上愛され続ける伝統的な屋台料理。牛の第四胃(ギアラ)をトマト・玉ねぎ・セロリ・パセリでじっくり煮込み、パニーノに挟んで食べるのが本場流。内臓料理とは思えないほどやわらかく、スープが染み込んだパンとの組み合わせが絶品。
Trippa alla Fiorentina
フィレンツェの下町で愛され続ける、牛の胃袋(トリッパ)をトマトソースでじっくり煮込んだトスカーナの郷土料理。玉ねぎ・にんじん・セロリのソフリットとトマトの旨みがトリッパに染み込み、仕上げに削るパルミジャーノ・レッジャーノが味を引き締めます。フィレンツェの屋台では「ランプレドット」と並ぶ名物として親しまれている一皿です。
にんじんの皮をむいて細切りにしてから細かく刻み、セロリも筋を取って細かく刻む。
玉ねぎの外皮をむき、底を残したまま縦横に切り込みを入れ、根元まで切り離さないようにして均一にみじん切りにする。
この切り方だと涙が出にくく、手早くきれいにみじん切りができます。
鍋にオリーブオイルを入れ、刻んだ野菜(玉ねぎ・にんじん・セロリ)を加えて中火でじっくり炒める。
下処理済みのトリッパを取り出し、食べやすい太さの帯状に切る。伝統的には太めに切るが、火の通りを早くしたい場合は細めに切ってもよい。
ソフリットがしんなりして香りが立ってきたら、トリッパを鍋に加え、10分ほど炒め合わせて味をなじませる。
ホールトマトを加え、木べらで軽く潰しながら混ぜる。
蓋をして中火で20分煮込んだ後、蓋を外して塩・こしょうで味を調え、さらに30分ほど煮込む。
火を止める直前にパルミジャーノ・レッジャーノを加えて混ぜ合わせる。
ソースがゆるい場合は蓋を外したまま少し煮詰めて、汁気を飛ばすと本場の仕上がりに近づきます。
器に盛り、追加のパルミジャーノ・レッジャーノを振りかけ、クラスティーニ(バゲットの薄切りを焼いたもの)を添えて熱々のうちにいただく。
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トスカーナ丘陵に伝わる狩猟料理。野生イノシシ肉を赤ワインとトマトで3時間じっくり煮込んだラグーを、幅広パスタ「パッパルデッレ」に絡めた一皿は、深い旨みと力強い風味が特徴。秋冬に食べたいボリューム満点のイタリア田舎料理です。

トスカーナ・フィレンツェ生まれのドーム型ケーキ。スポンジにアルケルメスリキュールをたっぷり含ませ、リコッタクリームとチョコクリームを二層に詰めます。冷やして切り分けると白と茶の美しい断面が現れる、見た目も味も本格的なイタリアンデザート。

ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナは、フィレンツェを州都とするトスカーナ地方の伝統料理で、骨付きのTボーンステーキを高温の炭火で豪快に焼き上げるシンプルな一皿です。本場では骨太で知られるキアニーナ牛の肉を使い、指3本分の厚さにカットして中心をレアに仕上げるのが流儀とされます。塩とオリーブオイルだけで味付けする潔さが持ち味で、同じフィレンツェの郷土料理でも牛の胃袋をトマトソースで煮込む「トリッパ・アッラ・フィオレンティーナ」とはまったく異なる、シンプルな炭火焼きステーキ料理です。
本場ローマで愛される正統派カルボナーラ。生クリームは一切使わず、卵黄とペコリーノロマーノだけでとろとろのソースを作ります。コツをつかめば家庭でもレストランの味に。

「チーズと胡椒」という名の通り、材料はパスタ・ペコリーノ・黒胡椒だけ。シンプルながらクリーミーなソースを作る技術が問われるローマの至宝。カルボナーラやアマトリチャーナと並ぶ三大ローマパスタのひとつです。